乳がんとは乳腺にできる悪性の腫瘍です。
乳がんの初期では自覚症状はほとんどなく、発見のきっかけは大半がしこりです。その他の症状としては、乳房にえくぼのようなくぼみができたり、乳頭から血液が混じった分泌物が出たりする症状があります。
2cm以下の乳がんを早期乳がんと言います。早期乳がんはきちんと治療すれば、9割以上の人が治癒します。
ですから、早期発見のため定期的な検診は、女性にとって大切なのです。さらに、乳がん治療を受けた人の約70%が自己触診で発見しています。
自分自身を守るために、月1回のセルフチェックも行いましょう。
乳がんは早期発見できれば助かります。
毎月、月経終了ごろ1週間以内(4・5日目が最適)に行います。
閉経後の人は、毎月、日にちを決めて行います。※親族に乳がん患者のいる方は、特に注意をしましょう。
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[9]入浴時に乳房に石鹸をつけ |
乳がんのできやすいところ 上から順に、 注)出典:聖マリアンナ医科大乳腺・内分泌外科データ |
子宮がんには、子宮の入り口付近にできる「子宮頸がん」と
子宮の奥にできる「子宮体がん」の2種類があり、メディックス広島では子宮頸がんの検診を行っています。
この2つのがんは、原因も、なりやすい年齢も、進行の仕方も、まったく異なる病気です。子宮体がんが閉経前後の女性に多いのに対して、子宮頸がんは若い女性でもかかる可能性が高いがんです。特に最近では、20~30代の女性で子宮頸がんにかかる人が増えています。
子宮頸がんは、ハイリスクタイプHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの性経験による感染が原因です。多くは一過性感染で終わりますが、持続性感染から、がん発生へとつながります。このことから性経験のない方は、検査の必要がありません。
ほとんどの場合は、初期に自覚症状がありませんが、不正出血や下腹部痛などを感じたら進行している場合も少なくないので、症状がある場合は、早めに医師へ相談してください。